当社は、元々はレンチやスパナなどの作業工具や治工具類、釣りクランプ類、クレーン類などの産業機器の製造・販売を行っていた企業ですが、現在はこうした金属製品事業より太陽光パネル等の環境関連商品の仕入、販売、施工や太陽光発電による売電事業などの環境関連事業の方が、売上高が大きくなっています。
平成28年3月期のセグメント利益率を比べると、金属製品事業が21.2%であるのに対して環境関連事業は3.3%となっており、当社の利益の大半は金属製品事業が稼ぎ出していることになります。太陽光発電に関連した事業は競合も多く、苦戦を強いられているようです。この環境関連事業の収益性を今後どのように高めていくのかが課題と言えそうです。地味な会社なので低PER、低PBRに甘んじていますが、配当は安定していて、財務状態も健全なので、長期的な視点で保有することができるのではないかと思っています。
主な指標(3月17日時点)
株価 453円
時価総額 47億円
予想1株配当金 18円
予想PER 8.73
実績PBR 0.60
予想配当利回り 3.97%
*データは四季報オンラインより引用