たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

リソー教育(4714)

当社は進学個別指導塾のTOMAS、家庭教師派遣の名門会、幼児教育の伸芽会が事業の柱となっています。学習塾業界には大手予備校やSAPIX日能研、市進などなどメジャープレーヤーがひしめき合っていて、TOMASの存在感はあまり大きくない印象があります。ただ、こうした進学塾との違いは、TOMASが進学塾でありながら個別指導塾だという点にあるようです。

 

2013年に不正会計が発覚して、しばらく新規開校がストップしていましたが、2016年から新規開校を再開しています。業績も順調に回復していて、不正会計による会社のイメージダウンは受験業界ではあまり影響はなかったようです。

 

その後、TOMASの小規模校を首都圏で展開するサテライト校戦略や、名門会が「TOMAS名門会」として全国で個別指導塾を展開するなど、新規事業を積極的に展開しています。伸芽会はお受験の世界では、超有名な塾で、有名小学校へ多数の合格者を出しているようです。さらに、決算説明資料によると、幼児教育の対象年齢を下げた長時間託児の「伸芽‘sクラブ」は超満員で、来期まで待機待ち状態のようです。このように、当社は幼児から大学受験まで生徒を囲い込む戦略のようです。

 

当社は株主還元も重視していて、株主還元100を発表しています。中期計画では、20192月期の当期純利益1,800百万円となっていますので、順調に行けば1株配当金が34円くらいになる計算になります。少子化でマーケットが縮小していく中、当社がどこまで伸びていくのか不透明な部分はありますが、2~3年のスパンで見れば成長期待の方が大きいと思っています。

 

主な指標(328日現在)

株価 674

時価総額 336億円

予想1株配当金 24

予想PER 28.08

実績PBR 4.47

配当利回り 3.71

*データは四季報オンラインより引用

 

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