当社は1981年5月にコンピューター学習機器の販売からスタートしていますが、現在ではPICL、遊comm、東京進学ゼミナールCLIP、蛍雪パーソナル東京といった小中学生向けの学習塾を手掛ける教育事業と、幼児から小学生を対象としたユアササッカークラブを手掛けるスポーツ事業が事業の柱になっています。このほか新規事業としてバスケットボールスクールや焼肉店の経営などもやっていますが、焼き肉店は当期中間決算で減損処理をしていてあまりうまくいっていないようです。また、主力事業の教育事業とスポーツ事業で生徒数が予想を下回って推移していることから、平成28年10月28日には業績予想の下方修正及び減配予想を発表しています。
少子化の流れの中で、市場は縮小し、競争が厳しくなる事業環境の中で、当社の売上も減少傾向にあり、今後も成長していくようには思えません。減配したものの、配当利回りが4%を超えているから、500株だけ保有しています。それにしても、配当が年1回ということもあり、今日だけで株価が前日比▲6.87%となり、配当落ちを超える株価の下落となりました。これも当社に対する期待の低さを表しているのでしょう。ただ、財政状態は健全なので、しばらくは持ち続けられるかなと思っています。
主な指標(3月29日現在)
株価 881円
時価総額 40億円
予想1株配当金 40円
予想PER 24.96
実績PBR 0.64
配当利回り 4.54%
*データは四季報オンラインより引用