たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

東海リース(9761)

当社は工事現場の事務所や仮オフィス、仮校舎などの仮設プレハブの設計、製作、組立から解体、輸送までを手掛けるリース会社です。「東海」という名前から、はじめは東海銀行の系列のリース会社かと思っていました。東海銀行と言っても最近の若い人はほとんど知らないかもしれませんが、かつては名古屋を地盤とした都市銀行で、現在は三菱東京UFJ銀行に吸収されています。しかし、よく調べてみると東海銀行とは全く関係ありませんでした。

 

中国にも拠点を持ち、製造だけでなく販売も行っていますが、売上高では全体の2.8%とごくわずかです。仮設住宅も取り扱っているので、あまり考えたくはありませんが、大震災などが起こると需要が増えることになります。工事現場の仮説事務所などの需要は建築・土木業の業況に大きく左右されますが、2020年の東京オリンピックまでは安定的な需要が見込まれるのではないかと思っています。

 

3月24日に2017年3月期の業績予想の下方修正が発表され、年間配当の9円は維持されるものの、予想EPS9.73円から3.72円へ減り、タコ配当になってしまいます。下方修正の主な要因が他社との競合の激化による契約単価の下落としています。予想売上高14,200百万円に対して予想営業利益が310百万円であり、営業利益率が2.2%しかありません。商品の差別化が難しく、価格競争の激しい業界だと思われますので、高配当株とは言っても、長期で保有するのは難しいかもしれません。

 

主な指標(4月14日現在)

株価 200円

時価総額 70億円

予想1株配当金 9円

予想PER 54.05

実績PBR 0.45

配当利回り 4.50%

*データは四季報オンラインより引用

 

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