4月14日の引け後にゲンダイエージェンシー(2411)の2017年3月期の決算発表がありました。最近ポートフォリオに組み入れましたので、かなり遅れての分析となりました。1月20日に業績予想の修正を発表して、売上、利益とも上方修正していましたが、結果は、利益が予想をやや下回って着地しました。
実績 予想(単位:百万円)
売上高 15,851 15,800
営業利益 1,269 1,320
経常利益 1,268 1,320
当期利益 831 900
また、2018年3月期の業績予想は、減収減益を予想しています。
売上高 15,600(▲1.6%)
営業利益 1,100(▲13.4%)
経常利益 1,100(▲13.3%)
当期利益 720(▲13.4%)
来期の配当金は、当期と同じ年25円を予想しています。
パチンコ業界を巡る経営環境は厳しく、当社の主力事業であるパチンコホールの広告事業は苦戦が予想されます。一方、インターネットメディアへのシフトや異業種向けのサービスであるプリンティング事業の拡大、固定費の削減など収益改善に努めています。また、シンガポールに子会社を設立してカジノ運営事業にも参入しましたが、この子会社が収益化するまでにはまだしばらく時間がかかりそうです。こうしたことを考えると、将来の業績に不安はありますが、配当水準が維持されれば、しばらくは持ち続けられるかなと思っています。