他社より遅れて、5月18日の引け後にニュートンFC(7837)の2017年3月期の決算発表がありました。昨年11月11日に修正された業績予想に対して、売上高は下回ったものの、利益は上回っての着地となりました。
実績 予想(単位:百万円)
売上高 29,471 31,000
営業利益 4,522 4,500
経常利益 4,539 4,500
当期利益 2,063 1,800
また、2018年3月期の業績予想は、減収増益を予想しています。なお、来期からはIFRSを任意適用するため、増減率は記載されていませんでした。
売上高 27,000
営業利益 5,000
当期利益 3,000
来期の配当金は、当期の年68円から年70円へ2円の増配を予想しています。
保険サービス事業は伸びているものの、派遣事業は苦戦しているようです。IFRSの任意適用がどのような影響を及ぼすのかは、2017年8月に開示予定となっているIFRS基準での2017年3月期実績を見ないとよくわかりませんので、なぜ来期予想は減収増益なのか、決算説明資料からは読み取れませんでした。また、配当については増配予想ではあるものの、決算短信には「短期的な利益変動要因を除いて連結配当性向70%を目指す」とありながら、予想配当性向は42.6%ですので、さらなる増配が期待できるのか、短期的な利益変動要因があるのか、注目して見ていきたいと思います。