たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

賃貸か持ち家か・・・それは人それぞれでしょう

ネットで目にした記事で、持ち家派を不動産業者に洗脳された愚か者のように揶揄して、いかに賃貸派が合理的でメリットが大きいかを喧伝する記事を見つけて不快な気持ちになりました。元記事のリンクをブックマークしてなかったため、不快に感じた記事そのものを紹介することはできませんが、賃貸派の主張する持ち家の主なデメリットは次のようなものです。

 

1.住宅ローンを抱えることはリスクである

  • どんな優良企業に勤めていても、生涯に亘って安定した所得を得られる保証はない。
  • 途中で、病気などで働けなくなるリスクがある。
  • 今は低金利だが、将来金利上昇リスクがある。
  • ローンを完済した35年後にはその家の資産価値はほとんどない。

など

 

2.持ち家だと転居することが難しい

  • 周辺環境の変化や近隣住民とのトラブルなどがあっても、持ち家だと簡単に転居することができない
  • 子どもが生まれて家族が増えたり子供が独立して同居者が減ったりするなどのライフサイクルの変化に応じた住み替えが難しい

など

 

3.持ち家はコストがかかる

持ち家の場合はローンの返済以外にも固定資産税がかかります。

さらに、マンションであれば管理費、修繕積立金がかかりますし、戸建であればいずれ自分で修繕することが必要になります。

 

一方、賃貸派のメリットは

住み替えが簡単

家賃以外の費用はかからない

 

ということになります。

 

そして追い打ちをかけるように、教育費の負担が増え、ローン返済のために苦しむ家庭の話や、リストラに遭い収入が減ったため持ち家を売ろうとしても、ローンの残債よりはるかに安い価格でしか売れなかった話で持ち家派の苦しみを紹介する一方で、ライフサイクルに合わせて自由に住み替えをする賃貸派がいかにも自由な人生を謳歌しているかのようなストーリーになっています。

 

しかし、そもそもこの賃貸か持ち家かというテーマを、一般論として論じることは不毛だと思います。生きている限り家は必要ですし、賃貸派と言っても、死ぬまで家賃を払い続けなければなりません。一方、持ち家派も人生がうまく回っているときは問題なくても、不測の事態が起こった場合には、確かに生活が破綻するリスクはあります。ただし、こうした問題も、ぞれぞれの置かれている状況、例えば年齢や家族構成、職業やスキル、収入や財産、住む場所、人生の価値観などによって大きく変わってきます。

 

少なくとも、現在金融資産がほとんどなく、フルローンで返済比率がギリギリのところまで借り入れて駅から遠い郊外の新築マンションを買うのは避けた方がよいでしょう。

 

逆に、しっかりキャッシュフロー・マネジメントを行いながら、余力のある範囲で有利な条件で借り入れができ、主要な駅近くや人気のエリア(それも一時的なブームではない場所)に物件を購入するのであれば、この低金利時代に買わなきゃ損ではないかと思っています。しかも住宅ローン控除を利用すれば、実質マイナス金利で借り入れができます。

 

というわけで、僕はできるだけ投資資金を温存しながら低利で借り入れができるのなら、是非新築マンションを買いたいと考えています。