当法人は2016年9月に上場した、まだ新しいリートです。当法人のスポンサーは、豪州、日本及び米国で不動産の投資・開発実績を持つ豪州の独立系不動産・ファンド運用グループであるガリレオグループと、日本で東証一部に上場している独立系不動産管理会社である日本管財(9728)グループです。両社の組み合わせで、すでに過去10年間にわたって、豪州リートの運用を行ってきた実績があります。
当法人の運用方針は、「総合リート」というように、不動産の用途、エリアを細かく分散して、リスクの分散を図っています。用途別の目安として、オフィスが30~60%、住宅が10~30%、商業施設が30~60%、その他が0~20%としています。また、エリアは、首都圏50%程度、地方主要都市40%、その他10%程度としています。実際のポートフォリオの内訳は次の通りです。
<用途別>
<エリア別>
これといった目玉物件があるわけでもなく、特徴のないポートフォリオだと思います。物件数は18で取得価格の合計が57,360百万円ですから、小粒な物件ばかりです。
分配金は、2017年2月期の実績は1,529円でしたが、2017年8月期の予想は2,803円、2018年2月期の予想は2,700円となっています。本日(6/20)の終値が81,100円ですので、分配金利回りは年間ベースで6.79%になります。ポートフォリオの中身を見ると地味すぎてテンションが下がりますが、これだけ利回りが高ければ、それはそれで良いのではないでしょうか。