たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

三井住友フィナンシャルグループ(8316)

当社は言わずと知れた3メガバンクの一角で、規模は他の三菱UFJ8306やみずほ8411と比べると規模では劣りますが、営業力の強さや経費率の低さなどを背景に、経営効率ではトップと言われています。内情はわかりませんが、組織面では、三菱が完全にUFJを支配している三菱UFJや興銀、富士、第一勧銀の三つ巴の争いをしているみずほと比べると、三井住友は住友が主導しつつも三井とうまくバランスをとっているように見えます。

 

ただ、他のメガバンクと違い、最近まで実質的に信託銀行を持っていなかった点が大きな弱点となっています。三井住友である三井住友トラスト・ホールディングス8309とは犬猿の仲と言われ、一緒になることはありませんでした。証券業務についても、かつて大和証券グループ本社8601と法人業務分野で合弁会社を設立していましたが、中途半端な結果に終わり、2009年にシティグループから日興証券を買収して自前の本格的な証券会社を持つようになりました。それでもまだまだ他のメガバンクと比べると見劣りするように思われます。

 

3月に発表された人事で、これまでの銀行主導の組織から持株会社主導の組織への転換を図ろうという意図が見られましたので、これからグループ間のシナジーを活かしながら、強みをさらに伸ばし、弱点を克服してくのではないかと期待しています。また515日に発表された当期の業績予想では、10.8%の減益を予想しつつも、10円の増配を発表しており、同日発表された中期経営計画では、「配当は累積的とし、配当性向は40%を目指してまいります」と表明しています。つまり、余程のことがない限り減配はないということですので、安心して今後の増配に期待していきたいと思います。

 

主な指標(73日現在)

株価 4,388

時価総額 61,922億円

予想1株配当金 160

予想PER 9.85

実績PBR 0.64

配当利回り 3.65

*データは四季報オンラインより引用

 

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