今年は結果的には非常に易しい相場でしたね。日経平均もダウも年始から2割くらい上昇して、余計なことを考えずに持ち続けていればそれなりに資産を増やすことができた一年でした。
僕はというと、インカムゲイン重視の高配当株投資と言いながら、信用取引で短期売買をやってみたり、途中から米国株投資を始めたりとドタバタしながら、ようやく運用スタイルが固まってきました。
株式投資について、短期と長期、順張りと逆張り、テクニカルとファンダメンタルズというように、相反する手法が様々な切り口で考えられますが、唯一絶対的な方法というものはなく、自分のできることを確実にやっていくことが成功の確率を高めていくのだと思います。
それはセンスであったり、心理的負荷といったものに大きく左右されるでしょう。例えば、僕の場合、同じ含み損でも現物の場合と信用の場合とでは心理的負荷が全く違い、信用の場合だと僅かな含み損でも気になってしまいます。その一方で株を買うときは、順張りだと高値で買うことが怖くなり、どうしても下がった時に買を入れる逆張りになりがちです。そういう性格ですから、結論としては信用取引はやってはいけないということになります。
今年の3月にブログを始めて、自分の取引を客観的に見ることができるようになったことは、大きな収穫でした。有名個人投資家のブログを読むと、その情報量や分析の深さに圧倒され、また自分の投資スタイルというものを確立されていることに感心させられます。それに比べると、思い付きで書いた雑感やメモ程度の決算や配当情報だけで、わざわざこのページを訪れた方には申し訳ないとは思いますが、ブログで儲けることが目的ではないので、ご容赦頂きたいと思います。
来年は今年のような易しい相場ではないかもしれませんが、そんなときにこそ真価が問われてくるのでしょう。リスクシナリオを想定しつつ、自分のリスク許容度を考えながら来年に臨みたいと思います。