僕は試行錯誤の結果、インカムゲイン重視でアセットクラスを分散させながら、安定的な運用にシフトしてきました。このうち日本株は約４分の１で、そのほとんどは高配当利回りの誰もが知る大型株ばかりです。唯一の例外は、ウエストHD（1407）くらいです。資産を手堅く増やすという点では、こうした運用方法は一つの正解かなとは思うものの、正直毎日がつまらないと感じてしまいます。
投資の目的を、資産を安定的に増やすことだと考えれば、あまり労力をかけずに、まさに“お金を働かせる“やり方は、理になかったものだと思います。その一方で、日本株投資には趣味的な要素も多分にあります。銘柄がたくさんある分、いろんなこだわり方もあるでしょう。世の中のトレンドを読み、事業内容を深く理解し、愛着を持って投資し、その結果、株価が大きく上がれば、投資家としてこれほど嬉しいことはないんじゃないかと思ってしまいます。
ちなみに僕の現在の日本株の銘柄選定は、配当利回り3.7%以上をスクリーニングして、特別配当・記念配当によるかさ上げを除外し、後はタコ配当や嫌いな業種を除くという消去法で選んでいるだけです。特に最近は大型株に偏っています。高配当株の顔触れはいつも変わりませんので、新しい発見はほとんどありません。
というわけで、また一から株式投資を勉強してみようかなと思います。自分の性格を考えれば、テクニカルよりファンダメンタルズ、グロースよりバリューが合うかなと思っています。思い付いたら焦ってすぐに動くのがこれまでの僕の悪い癖でしたので、しばらくは投資本を読みながらアイデアを練っていきたいと思います。確信が持てるようになったら、運用資産の1割程度をアクティブな日本株投資に回していきたいと思います。
