日本たばこ(2914)の2017年12月期決算が昨日(2/6)に発表されました。結果は、売上収益が前期比▲0.2%、親会社の所有者に帰属する当期利益が前期比▲6.9%と減収減益となりました。
売上収益の内訳を見ると、国内たばこ事業が減収となる一方、海外たばこ事業が増収となっています。
また、調整後営業利益の内訳を見ると、売上収益と同様に国内たばこ事業が減益となる一方、海外たばこ事業が増益となっています。また、医療事業の増益幅も大きくなっています。このように国内苦戦、海外拡大の傾向は今後も続きそうです。
2018年12月期の業績予想は、売上高が+3.8%、親会社の所有者に帰属する当期利益が+0.4%とわずかに増収増益となっています。こうした中、配当金については増配を予想しています。
本日(2/7)の終値が3,301円なので、配当利回りは4.54%となっています。新興国の市場拡大と世界的な健康志向や規制強化との間でたばこ事業の大きな拡大は難しいとも思えますが、世界的に見ても寡占化された市場ですので、安定的な高配当を期待していきたいと思います。