株主還元に対する意識の向上と株価の下落で、高配当株が随分増えました。本日のYahooファイナンスのマーケット関連ランキングで「高配当利回り(会社予想)」を見ると、配当利回りが4%以上の銘柄が167もあります。
このランキングの配当利回りは会社予想の配当金に対して計算したものなので、会社予想を発表していない銘柄はこのランキングに入らないことや、J-REITが入っていることから、完全なものとは言えませんが、それにしても配当利回りが4%以上の銘柄がこんなにあることに気付き驚きました。
出典:Yahooファイナンス(2018年12月12日終値ベース)
Yahooファイナンスのページですので、誰でも簡単に見ることができます。どのよう銘柄が上位に入っているか調べてみて頂けたらと思います。
上位の銘柄の中には業績が悪くて株価が大きく下落したものもあります。そうした銘柄は減配リスクもありますので注意が必要ですが、167銘柄あれば、その中からある程度分散させたポートフォリオをつくることができるのではないでしょうか。
なお、3.5%以上ですと、361銘柄になりますので、よりリスクを分散させたポートフォリオをつくることができます。
僕の場合、次のような銘柄は避けるようにしています。
- 決算の進捗が悪く、業績下方修正のリスクが高い
- 業績の変動が激しい(景気敏感株、商品市況の影響を受ける)
- 配当性向が100%に近く、業績に完全に連動して配当金が決まる
- タコ配当が続いている
日本株に加え、J-REITや米国株を組み合わせれば、今のマーケット環境であれば、銘柄を分散させながら配当利回り5%(税引き前)のポートフォリオをつくることは、そんなに難しくないのではないかと思います。