これから少し時間をかけながら、高配当株ポートフォリオを再構築させようとしていますが、高配当株の中から銘柄を選ぶ上で僕が見るポイントをまとめてみました。
【基本的な指標】
- 配当利回り
- PER
- 配当性向
ここで、
配当利回り × PER = 配当性向
という関係があります。
つまり、配当利回りが4%だと、PERは25倍以下でなければ配当性向が100%を超えタコ配当になってしまいます。
僕の場合、一つの目安として、配当利回り4%以上、PER20倍以下を選定の基準にしています。ただ、一時的な損失の計上でPERが高くなっている銘柄についてはPER20倍以上だったり、タコ配当になっていても投資対象とするケースはあります。
また、配当利回りを見るときは、記念配当や特別配当で一時的に配当利回りが高くなっている銘柄もありますので、そのあたりは注意が必要です。
【業種】
高配当株投資は、長期安定的に配当収入が期待できる銘柄を投資対象とすべきであり、業績の変動幅の大きな業種や衰退している業種はできれば避けた方がいいと思います。
僕が避ける業種は、例えば、中小証券、パチンコ、半導体、不動産、石油あたりです。
ただ、配当性向が低く、業績の変動があっても安定配当を続けている企業や、衰退している業種の中でも成長性が見込める企業は投資対象になりえますので、例外的にこれらの業種でも投資対象となるケースはあります。
【配当方針】
配当方針の中で、配当金の決定方法が、安定配当なのか業績連動なのかを見ておく必要があります。
業績に連動して配当金を決定する場合、業績が変動すれば当然配当金も変動しますので、業績トレンドをよく見ておく必要があります。
長期的に成長が期待できる銘柄であれば、配当金も増えていくことが期待できますので、そうした銘柄を見付けて高配当ポートフォリオの中に組み入れたいところです。
【情報開示】
選んだ銘柄は長期的な視点で付き合っていきたいと思いますので、情報開示の内容が充実していることが望ましいと思います。
決算短信だけでなく、内容のある決算説明資料が年2回以上開示されていて、業績の進捗状況についてわかりやすく説明さていれば、一時的に業績が悪化したとしても、冷静に分析・判断することができます。
一方、明らかに業績の進捗が悪いのに理由を明確に説明しなかったり、決算発表のギリギリまで業績予想を修正しないような企業は、ちょっと信用できませんね。
以上を総合的に考慮して銘柄の選定を行っていきます。今年の失敗を反省し、敗戦処理をしながら銘柄を入れ替えていきますので、少し時間がかかるかもしれませんが、落ち着いたところで個別銘柄を紹介していきたいと思います。
ここで挙げたポイントはあくまで僕の主観的なものですので、参考にしていただいたとしても、投資はあくまで自己責任でお願いします。