オリックス(8591)の2019年3月期第3四半期決算が1月28日に発表されました。結果は営業収益は前期比▲18.2%、四半期純利益は前期比▲7.9%と減収減益となりました。
出典:当社決算短信
この数字はあくまで第3四半期までの累計ですが、第3四半期のみの数字を見るともっと悪い状況です。
出典:株探
事業セグメント別の状況を見ると、事業投資事業部門と法人金融サービス事業部門が特に悪いことがわかります。
このうち、法人金融サービス事業部門の減益は、ファイナンス・リース投資の平均残高の減少に伴う金融収益の減少や有価証券売却益の減少によるものと説明されています。
また事業投資事業部門の減益は、プリンシパル・インベストメント事業の一環として投資している連結子会社の商品売上高の減少と説明されています。
出典:当社決算短信
当社は業績予想を発表していませんので、この数字が想定の範囲内なのかはわかりませんが、この数字が良いとは言えないことは明らかです。特に、四季報では当期は増収増益を予想していましたので、かなり今回の四半期決算はかなり厳しい数字と言えるでしょう。
出典:四季報オンライン
本日引け前に少し株価が下げていますが、これは自社サイトで誤って早く公表してしまったからのようです。東証の適時開示では14時55分となっていますが、自社サイトはもう少し早かったようですね。
このように、第3四半期決算の数字だけを見ると厳しい結果でしたが、当社の事業の本質が変わるものではありませんので、マーケットがどのように反応したとしても、基本的には現状維持で行きたいと思います。