三菱ケミカルHD(4188)の2019年3月期第3四半期決算が2月6日に発表されました。結果は、売上高が前期比+6.1%、四半期利益が前期比▲1.8%と増収減益となりました。
出典:当社決算短信
3四半期累計の数字を見てもさほど悪い数字のようには見えませんが、第3四半期だけを見ると、前年同期比で大きく減益となっています。
出典:株探
事業セグメント別の売上収益及びコア営業利益の増減を見ると、売上高はどのセグメントも増加しているのに対して、コア営業利益はケミカルズの炭素部門を除いて減益となっています。第2四半期はでは好調で、業績予想を11月1日に上方修正しましたが、第3四半期に入って失速したと言えます。
出典:当社決算説明資料(単位:億円)
この決算を受けて2月7日の株価は大きく下げ、前日比▲6.13%となりました。業績予想は据え置いていますが、今回の開示資料から業績予想の達成を確信できる材料が見当たらなかったことから、株価が大きく下げたものと思われます。特別ネガティブな材料も見当たらなかったので、とりあえずはしばらく様子見です。