昨日の4月21日は統一地方選の後半戦で、僕が住んでいる地域でも市議会議員選挙があるということで、一昨日までは駅前の街頭演説やら選挙カーで賑やかでした。
市議会議員選挙であっても、共産党あたりは消費税増税反対と書いた旗を立てていましたが、それを見てふと感じたことを書いてみます。
いつも消費税増税というと大騒ぎになりますが、国民の負担は消費税だけではありません。
サラリーマンですと、社会保険料が給与天引きされています。
厚生年金保険料率は現在18.3%ですが、2003年4月は13.58%でした。また、健康保険料率は現在10.00%ですが、2003年5月は8.20%でした(協会けんぽの場合)。
社会保険料は労使折半なので、天引きされる額はその半分ですが、それでも給与及び賞与に対してこの間に3.26%分だけ負担が増えています。
それでも、こうした話題をたまにニュースで目にすることはありますが、反対運動が起こったという話はあまり聞いたことがありません。
さらに言えば、今の低金利も大きな所得移転が発生していると言えます。つまり、金利を低く抑えることで、預金する人は損をして、その分借り入れをする人が得をしています。
一見すると資産家が損をしているように見えますが、実態は、借入のできない低所得者や年金生活者の預金利息が削られて、その分、借入のできる富裕層や事業家、エリートサラリーマンが得をしているのではないでしょうか。
こういった話もあまり大きな話題にはならないですね。
消費税ばかり話題になるのはちょっと理解できません。
消費税増税は必要があってやっていることでしょうし、消費税だけを問題するのではなく、どこからお金を集めてどこに使うのかということを財政全体として考えなければ意味がないと思います。
また、野党は消費税増税を反対するのであれば、その分の財源をどうするのか、あるいは歳出をどう削減するのかまで考えなければ無責任な話だと思います。でも、街頭でそんなことを言っている政治家は見たことがありません。
市議会議員選挙ですと、地域の子育て支援のために予算を獲得してこんな制度を作ったといった成果をアピールする候補者がいますが、ではあなたはどれだけ税金を払っているのか?と聞きたくなってしまいます。
だって、特定の目的に予算を使った場合、その分別の目的に使われる分が減るわけですし、そんなに評価できることではないでしょう。
税金以外の収入を創り出して市の財源を増やしたというのなら立派なことだとは思いますが。
今日はとりとめもない話ですみません。。。