投資法人みらい(3476)が6月21日に、2019年10月期と2020年4月期の運用状況の予想及び分配予想の修正を発表しました。
1口当たり分配金が、2019年10月期は1,425円から1,560円(+9.5%)、2020年4月期は1,425円から1,570円(+10.2%)と、大幅に増加しました。
出典:当法人「2019年10月期及び2020年4月期の運用状況の予想及び分配予想の修正に関するお知らせ」
出典:当法人「2019年10月期及び2020年4月期の運用状況の予想及び分配予想の修正に関するお知らせ」
修正の理由は、同日発表された国内不動産信託受益権(MIUMIU神戸)の譲渡が決定したことです。
2019年6月28日に準共有持分の29%、2019年11月29日に準共有持分の33%、2020年6月30日に準共有持分の38%を譲渡しますので、3期にわたって譲渡益を計上することになります。
出典:当法人リリース「国内不動産信託受益権の譲渡に関するお知らせ(MIUMIU神戸)」
決算説明資料に掲載されている当物件の期末算定価額が7,370百万円でしたので、譲渡予定価格が8,500百万円というのは非常に良い条件なのではないでしょうか。
この発表を受けて、本日の株価は前日比+3.27%と大きく上昇しました。本日の終値が50,600円、今後1年間の予想分配金が3,130円なので、分配金利回りは6.19%になります。
これはあくまで保有物件の譲渡益という一時的な要因ではありますが、ポートフォリオを入れ替えながら長期的にポートフォリオの質を高めていくことを期待したいと思います。