たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

【銘柄紹介】センチュリーリンク(CTL)

センチュリーリンク(CTL)はアメリカの情報通信会社で、米国株の中でもひときわ配当利回りが高い銘柄として知る人ぞ知る銘柄でしたが、2019年の配当金が従来の2.16ドルから1.00ドルへ大幅な減額となり、株価も暴落しました。

 

 

売上高及び利益の推移

 

売上高はじり貧が続いていましたが、2017年11月に同業者であるレベル3を買収したことで、2018年度は売上高が大きく増加しています。しかし、買収費用や統合費用、のれんの減損などにより、利益は減少しています。

 

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単位:百万ドル

 

 

営業費用及び原価率の推移 

 

営業費用の推移を見ると、原価率は若干の上昇に留まっています。のれんの減損がなければ、営業利益率は14%程度ですので、事業そのものの効率性が悪化しているわけではなさそうです。

 

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金額:百万ドル

 

 

 

 

 

 

 

EPS及び配当金の推移

 

EPSと配当金の推移は次のようになっています。2018年度はのれんの減損や買収費用等があり赤字となりました。配当金は2018年度まではEPSを超えながらも2.16ドルを維持していましたが、2019年度は1.00ドルに減額されました。

 

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金額:ドル

 

 

キャッシュフローの推移

 

フリー・キャッシュフローは、2017年度はレベル3の買収によってマイナスとなりましたが、それ以外の年は安定的にプラスとなっています。インフラの償却負担が重いため利益額と比べて、営業キャッシュフローは大きくプラスとなっています。

 

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金額:百万ドル

 

 

セグメント別売上高の推移

 

セグメント別売上高を見ると、IP and Data Servicesが最も伸びていることがわかります。

 

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金額:百万ドル

 

 

顧客別売上高の推移

 

また、顧客別売上高の推移を見ると、コンシューマー向けの売上高が減少傾向にあるのに対して、ビジネス向けの売上高が大きく伸びています。

 

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金額:百万円

 

 

 

 

 

 

 

株価の推移

 

5年チャートを見ると、2014年10月31日の高値41.99ドルを頂点に、右肩下がりで下がってきました。

 

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出典:Morningstarウェブサイト

 

 

2018年度の赤字決算と2019年の大幅減配はショックでしたが、事業そのものは順調だと思いますので、悪材料が出尽くして、株価が底打ち反転してくれることを期待したいものです。また、統合が落ち着いたところで、配当金も徐々に以前の水準に近付いてくれることを気長に待ちたいと思います。

 

 

 

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