そろそろこのネタも飽きてきましたが、さくら総合リート(3473)のスポンサーの1社である日本管財が、7月24日に「『さくら総合リート投資法人とスターアジア不動産投資法人との合併に向けたご提案』に関する当社見解について」と題したリリースを出しました。
そのリリースの何が不思議かというと、スターアジアからの合併提案に言及した次の部分です。
出典:日本管財2019年7月24日付リリース
さくら総合リートは7月19日付で、投資法人みらいとの合併に関する基本合意書を締結したと発表しています。さくらのスポンサーであれば、当然さくらとみらいが合併することが既定路線となるはずですが、ここでは、スターアジアと友好的に協議を進めることこそ、全投資主にとっての利益が図られると、まるで第三者であるかのような書き振りになっていて、みらいとの合併について一切触れていません。
さくらの資産運用会社であるさくら不動産投資顧問の株主構成はギャラクシー50%、日本管財の100%子会社の東京キャピタルマネジメント50%となっていますが、議決権ベースではギャラクシーが100%となっています。こうして見ると、スポンサー間で温度差がありそうです。そうなると、みらいとの合併もスムーズに進まないのかもしれません。