たむたむの配当金生活への道

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AT&T(T)の2019年第2四半期決算

AT&T(T)の2019年第2四半期決算が7月24日に発表されました。

 

結果は、EPSが0.51ドルと前年同期比0.30ドルの減少、調整後EPSが0.89ドルと前年同期比0.02ドルの減少となりました。また、連結売上高が450億ドルで実質0.6%の増加、調整後EBITDAが150億ドルで実質0.8%の増加でした。

 

売上高を昨年同期と単純に比較すると15.3%の増収となりますが、Time Warner(セグメント情報ではWarnerMedia)買収の影響を除くとこのようになります。

 

営業キャッシュフローが143億ドルで40%の増加、投資キャッシュフローが55億ドルのマイナスで、フリーキャッシュフローは88億ドルとなりました。

 

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出典:当社「AT&T 2Q19 Highlights」

 

 

セグメント別の売上を見ると、Mobility、WarnerMedia、Xandrは増益ですが、Latin Americaで苦戦しています。ただし、Latin Americaも為替の影響を除くと実質プラスです。昨年買収したWarnerMediaの売上が順調に拡大していることは良いニュースです。

 

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 出典:当社「AT&T 2Q19 Highlights」

 

 

 

 

 

 

 

また、営業利益は750億ドル(前年同期650億ドル)、営業利益率が16.7%(前年同期16.6%)でしたが、増益の主な要因はタイム・ワーナーの買収によるものです。買収及び統合費用を調整すると、営業利益は990億ドル(前年同期820億ドル)、調整後営業利益率は22.0%(前年同期21.1%)でした。

 

 

ロイターによれば、調整後EPSはアナリストの予想レンジ内で着地しています。

 

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出典:Reutersウェブサイト

 

 

株価は、今年に入って順調に上昇しています。7月26日の終値が34.15ドル、四半期毎の配当金が0.51ドルなので、年間配当利回りは5.97%です。

 

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出典:Morningstarウェブサイト

 

 

当社は年間フリーキャッシュフローのガイダンスは280億ドル、配当支払率は50%程度としていますが、まず問題ないでしょう。

 

連続増配銘柄としても知られる当社ですが、これまでのところ予想通りの業績推移となっていますので、当面は安心して保有できそうです。それにしても、日本の決算短信と違って、アメリカは各社のフォームがバラバラなので慣れないと読むのに苦労します。