僕が保有している総合商社である、伊藤忠商事(8001)、三井物産(8031)、住友商事(8053)、三菱商事(8058)の2020年3月期第1四半期決算が先週発表されました。
市場の荒波の中では四半期決算の結果なんてほとんど影響はありませんが、こういうときこそ、冷静に決算の状況を把握しておく必要があると思います。
【伊藤忠商事(8001)】
収益は前期比+4.3%、当社株主に帰属する四半期純利益は前期比+29.9%と、増収増益となりました。
339億円の増益のうち307億円が営業利益の増加、279億円が有価証券損益の増加によるものです。当期純利益の年間の業績見通しが5,000億円なので、進捗率は29%と、順調なペースです。
【三井物産(8031)】
収益は前期比+4.9%、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は+5.6%と、増収増益となりました。
純利益の年間の業績見通しに対する進捗率は28%なので、進捗ペースとしては悪くないです。
出典:三井物産プレゼンテーション資料
【住友商事(8053)】
収益は前期比+6.7%、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は前期比▲12.7%と、増収減益となりました。
業績予想に対する進捗率は23%とやや物足りないペースですが、特に問題なのが、一過性を除く業績の通期予想に対する進捗率が19%と低いことです。
出典:住友商事ネットカンファレンスプレゼンテーション
【三菱商事(8058)】
収益は前期比+1.7%、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は前期比▲21.1%と、増収減益となりました。
純利益の年間の業績見通しに対する進捗率は27%なので、進捗ペースとしては悪くないです。
出典:三菱商事決算参考資料