アルトリア・グループ(MO)の2019年度第2四半期決算が7月30日に発表されました。
結果は、売上高が前期比+5.0%(物品税控除後で前期比+6.4%)と増収、調整後EPSが1.10ドルで前期比+8.9%の増益となりました。また、半期累計では、売上高が前期比▲1.3%(物品税控除後で前期比+0.3%)と減収(物品税控除後では増収)、調整後EPSが2.00ドルで前期比+2.0%の増益となりました。
出典:当社プレスリリース
第1四半期は苦戦しましたが、第2四半期でかなり挽回したようです。たばこ事業は喫煙者の減少や規制強化に対して値上げで当面の収益を補填しつつ、電子タバコなどの新しい分野での収益の確保が求められます。
当社は自前のIQOSに加えて、昨年12月にJUULへの投資を発表しています。さらに、同じ12月に、大麻企業であるクロノス・グループへの投資も発表し、大麻産業へ参入しています。
ロイターによれば、調整後EPSはほぼアナリストの予想通りの着地となっています。
出典:Reutersウェブサイト
また、当社は2019年度の調整後EPSのガイダンスを前期の3.99ドルに対して4%~7%の成長を見込んで、4.15ドル~4.27ドルと発表しています。
8月9日の株価が46.16ドル、予想年間配当金が3.20ドルなので、この株価水準では配当利回りは6.93%になります。株価は直近では4月1日をピークに右肩下がりで下がっています。たばこ関連株のパフォーマンスが悪いのは日本もアメリカも同じですね。
出典:Reutersウェブサイト