たむたむの配当金生活への道

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インヴィンシブル投資法人の2019年6月期決算

インヴィンシブル投資法人の2019年6月期決算が8月22日に発表されました。結果は、営業収益が前期比+89.2%、当期純利益が前期比+153.3%と、大幅な増収増益となりました。

 

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出典:当社決算短信

 

 

1口当たり分配金は1,656円と、前年同期比+15.8%の増額となりました。当期純利益のうち11,855百万円を内部留保しているため、分配金総額と当期純利益との間に差額が生じています。

 

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出典:当社決算短信

 

 

当期に譲渡したスペーシア恵比寿とロイヤルパークタワー南千住の譲渡益が111億円あり、内部留保金額118億円の大部分を占めています。この内部留保を原資に、2020年から2027年までの分配金を、年間3,400円を下回らないことを目標と定めています。

 

 

 

 

 

 

 

2019年12月期の運用状況の予想は、営業収益は▲34.0%、当期純利益は▲49.6%の減収減益、1口当たりの分配金は1,725円としています。

 

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出典:当社決算短信

 

 

2019年12月期も当期純利益のうち183百万円を内部留保する予定としています。内部留保を厚くすることで、安定的な分配金の支払を目指していることがわかります。その結果、分配金は7年連続の増加となります。

 

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出典:当社決算説明資料

 

 

REITはその性質上、物件取得の際に新投資口を発行することが多いため、資産規模を拡大させるだけでなく、資産の質を高めていかなければ、投資口主にとってのメリットになりません。その点では、当法人は分配金の水準でも確実に成長を実現しつつ、多額の内部留保で将来のリスクに備えていますので、高く評価できるのではないかと思います。