Yahoo! ファイナンスで見た9月5日時点の配当利回り上位10銘柄です。
REITの価格が上昇したことにより、譲渡益を計上して増配した銘柄を除くと、REITは配当利回りの上位から姿を消してしまいました。
この中で僕が保有しているのはJT(2194)とあおぞら銀行(8304)のみです。このランキングの第1位であるマクセルホールディングス(6810)の配当利回りは19.04%ですが、ちょっと調べれば、高配当株投資という観点からは投資対象にはならないことがわかります。
当社の業績推移は次の通りです。2020年3月期だけ配当金が286円と極端な増配となっています。これは通常の配当金36円に加えて250円の特別配当を決めたことによります。
出典:株探
この特別配当の背景には大株主の存在があるようです。第4位の南青山不動産はあの村上世彰氏の率いるファンドです。
出典:株探
過去に蓄積した剰余金を配当金として株主に還元することで、資本効率を上げようということなのでしょう。当然この配当金の水準は一過性のものなので、長期的な視点での高配当株投資の対象にはなりません。
これは極端な例ですが、スクリーニングをすると、記念配当や特別配当で配当利回りが一時的に上昇しているケースがありますので、注意する必要があります。