三井物産(8031)の2020年3月期第2四半期決算が10月30日に発表されました。結果は、収益が前期比+6.2%、四半期純利益が前期比+5.1%と増収増益となりました。
出典:当社決算短信
セグメント別の利益の状況は次のようになっています。セグメント利益全体では増益となり、セグメント別では金属資源やエネルギーで増益となった一方、化学品や鉄鋼製品、生活産業、次世代・昨日推進等で減益となっています。
出典:当社プレゼンテーション資料
通期の業績予想は変更なく、当期利益が前期比+8.6%となっています。
出典:当社決算短信
ただ、その内訳は変わっており、金属資源・エネルギーを上方修正する一方、上半期に減益となった化学品などの非資源分野を下方修正しています。
出典:当社プレゼンテーション資料
世界経済の減速が懸念される中、収益基盤を、価格変動リスクを受けやすい資源分野から非資源分野にシフトさせてほしいところではありますが、結果を見ると逆の方向に進んでいます。
それでも業績は概ね順調と言えますので、一安心といったところでしょうか。