タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)の2019年11月期決算が1月15日に発表されました。結果は、営業収益が前期比▲2.7%、当期純利益が前期比▲12.1%、PERが前期比▲12.1%と減収減益となりました。
出典:当法人決算短信
インフラファンドの収益は日照時間の影響を受けるため季節要因で変動することはありますが、2018年11月期のPERが3,524円でしたから、前年同期比でも▲12.9%を大きく減少しています。
この結果、分配金は3,397円(うち利益超過分配金328円)となり、前期比▲11.2%と大きく減少しました。
出典:当法人決算短信
ただし、前期の決算短信で、2019年11月期の予想分配金が3,307円(うち利益超過分配金328円)と発表されていましたので、ほぼ予想通りの着地となっています。
次期以降の運状状況の予想は次のようになっています。
出典:当社決算短信
毎期、前年同期比でEPS及び分配金が減少している点が気になります。ただ、2019年5月期決算短信では利益超過分配金を含む分配金が、2020年5月期が3,612円、2020年11月期が3,231円とでしたので、僅かながら上方修正されていることになります。
今後1年間の予想分配金が7,006円、本日の終値が120,000円なので、分配金利回りは5.84%です。今後分配金が成長していくのか、見極めていく必要があります。