基本的には長期保有なので短期の値動きを気にしても仕方がないのですが、それでも毎日株価を見ていると気になってしまいます。
そんな中で特に気になっているのがインヴィンシブル投資法人です。昨年10月には一時70,000円を超えましたが、今は60,000円を割りそうなところまで下げています。
当法人の保有物件の約9割がホテルとなっており、昨今のホテル業界を取り巻く競争環境の激化から、今後の業績に対して懸念を持たれているのかもしれません。
出典:当法人ウェブサイト
確かに近年ホテルの供給が急増しており、京都や大阪などでは宿泊料金が値崩れを起こしています。
ただ、当法人のホテルポートフォリオは宿泊特化型だけなく、フルサービスやリゾート、海外とエリアやカテゴリが分散されており、最もひどい京都や大阪の宿泊特化カテゴリの影響は限定的である点が強みだと思います。
当法人が昨年12月17日に出した2020年6月期と12月期の運上状況及び分配金の予想では、2020年通年の国内ホテルポートフォリオのRevPARが前年比+0.1%の微増になる見込みとしています。
さらに、ケイマンに所在する2ホテルについては、2019年のRevPARが前年比11.2%成長となる見通しとしています。
当法人のリリースを信じれば、さほど大きな心配は要らないように思えます。
予想分配金は、2020年6月期が1,812円、12月期が1,647円で、年間3,459円です。本日の終値が60,500円なので予想分配金利回りは5.72%です。
出典:当法人2019年12月17日付リリース
これまでのところ分配金は着実に増え続けてきていますので、分配金利回り5.72%という水準は、かつてほどではありませんが、かなり魅力的な利回りだと思います。
出典:当法人ウェブサイト