ソフトバンク(9434)の2020年3月期第3四半期決算(9434)が2月7日に発表されました。結果は、売上高が前期比+4.7%、親会社の株主に帰属する四半期利益は前期比+3.1%と増収増益となりました。
出典:当社決算短信
この結果を受けて、業績予想のうち売上高と営業利益は上方修正しました。ただし、純利益については、ZホールディングスとLINEの経営統合に関連して法人所得税が増加することにより、予想を据え置いています。
出典:当社決算説明会資料
セグメント別では、すべての部門で増収増益となっています。
出典:当社決算短信
このうち、コンシューマ部門について、携帯端末の売上は減少しているものの、通信サービスの売上が増加しています。
出典:当社決算説明会資料
スマートフォンの累計契約数は9%増加している一方で、解約率が過去最低となっています。
出典:決算説明会資料
また、ヤフー部門のZホールディングスの営業利益は子会社以降増益を続けています。
出典:当社決算説明会資料
携帯端末の販売が減少していることを根拠に業績を不安視する見方もありますが、これまでのところ、順調に業績を伸ばしていると言えます。今後5Gが本格化していくなかで、どのようなサービスを提供していくのか注目していきたいと思います。