たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

日本郵政(6178)の2020年3月期第3四半期決算

日本郵政6178)の20203月期第3四半期決算が214日に発表されました。結果は、経常収益が前期比▲5.5%、親会社株主に帰属する四半期純利益が前期比+7.6%と、減収増益となりました。

 

f:id:tamtam0824:20200225205346p:plain

出典:当社決算短信

 

 

この結果、業績予想及び配当予想の修正はありません。

 

なお、通期予想では、親会社株主に帰属する当期純利益420,000百万円ですので、既に達成しています。経常利益でも進捗率は97.0%と、達成間近となっています。

 

f:id:tamtam0824:20200225205407p:plain

出典:当社決算短信

 

 

 

 

 

 

 

日本郵便

 

営業収益は前期比▲692億円である一方で営業費用が前期比▲933億円でしたので、営業利益は前期比+241億円となりました。

 

営業費用のうち、為替影響が407億円(ただし、営業収益も為替影響で409億円減少)、人件費が387億円減少しています。

 

経費削減の効果が大きかったようです。

 

f:id:tamtam0824:20200225205436p:plain

出典:当社決算説明資料

 

 

【ゆうちょ銀行(単体)】

金利が低位で推移したため資金利益が前期比432億円減少していますが、役務取引等利益が前期比171億円増加、その他業務利益も国債等債券損益の改善で前期比221億円増加しました。

 

さらに、経費は前期比131億円減少したため、業務純益が前期比91億円増加しました。

 

f:id:tamtam0824:20200225205505p:plain

出典:当社決算説明資料

 

 

 

 

 

 

 

【かんぽ生命】

 

保険の不正募集問題で、保有契約の減少や契約調査の費用増化があった一方で、7月中旬以降の積極的な営業活動の停止の影響で事業費が減少したことなどから、経常利益が前期比+199億円と、何とも皮肉な結果になりました。

 

保険はストックビジネスですから、新規契約が減少してもすぐには業績に影響は出てきませんが、この影響が長引くとこの先の業績が心配になってきます。

 

f:id:tamtam0824:20200225205545p:plain

出典:当社決算説明資料

 

 

このように、数字を見る限り、日本郵政全体の業績は当面は心配なさそうです。新型コロナウィルス影響も軽微だと思いますし、政府が大株主ですから、減配リスクを低いと思っていますので、新体制での立て直しを見守りたいと思います。