たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

タカラレーベン不動産投資法人(3492)の2020年2月期決算速報

東証一部上場の不動産デペロッパーであるタカラレーベンがスポンサーの総合型REITタカラレーベン不動産投資法人(3492)の2020年2月期決算が発表されました。

 

目次

 

 

損益及び分配金の概要

 

損益の概要ですが、営業収益は前期比+5.5%、当期純利益は前期比+5.4%と増収増益、EPUは3,694円で前期比▲992円と大きく減少しました。

 

f:id:tamtam0824:20200414214753p:plain

出典:当社決算短信

 

1口当たり分配金は3,689円で前期比▲991円と大きく減少しました。EPUが減少したので当然ですね。なお、前期は保有資産の売却益を計上していて、当期は期中に増資をして投資口数が増えたため、EPU及び分配金が減少しています。

 

f:id:tamtam0824:20200414214814p:plain

出典:当社決算短信

 

2020年8月期及び2021年2月期の運用状況の予想は、次の通りとなっています。いずれの期もEPUは2,996円、分配金は3,000円としています。2019年8月期の決算発表では、2020年8月期の予想分配金は3,100円でしたので、下方修正されています。

 

f:id:tamtam0824:20200414214834p:plain

出典:当社決算短信

 

 

 

 

 

 

 

中期分配金目標の進捗状況

 

当法人は中期的な巡航分配金目標を3,500円としています。

 

新型コロナウイルスの影響は一過性と想定し、中期目標の水準は維持、内部成長のみで3,300円、PO等を伴った外部成長を加味して3,500円を目指すとしています。

 

f:id:tamtam0824:20200415214800p:plain

出典:当法人決算説明会資料

 

 

株価及び分配金利回り

 

当法人も他のREITと同様、コロナショックで株価は大きく下落しています。ただ、3月19日に最安値59,700円を付けてからは回復基調にあります。

 

f:id:tamtam0824:20200414214909p:plain

 

本日(4月14日)の終値が81,300円で、今後1年間の予想分配金が6,000円なので、予想分配金利回りは7.38%です。

 

当法人は総合型REITですが、ポートフォリオの用途別比率はオフィスが56%で最も大きく、商業施設その他20%、住宅14%、ホテル11%となっています。最近ホテルを増やしてきましたので、今後しばらくは足を引っ張りそうです。

 

ポートフォリオの用途別比率】 

f:id:tamtam0824:20200414214931p:plain

出典:当法人ウェブサイト

 

 

むすび

 

当期決算は無難な結果でしたが、来期以降の予想については若干下方修正されたものの、まだコロナの影響をほとんど織り込んではおらず、さらに下方修正されるリスクはありそうです。

 

ただ、オフィスと住宅は相対的に影響が小さいと考えられますので、ホテル系や商業系のような大きなダメージはないでしょう。

 

この環境で分配金利回り7.38%が高いか安いかは意見が分かれるところだと思いますし、僕も自信を持ってお勧めする銘柄ではありませんが、保有額が少ないので、とりあえず放置したいと思います。

 

 

*この記事はあくまで僕の個人的な見解なので、投資判断は自己責任でお願いします。