たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

僕が保有している日本株9銘柄を紹介します(2020年4月17日現在)

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僕のポートフォリオのうち、4月17日現在の日本株の比率は36.0%ですが、これまで紆余曲折を経て、保有している銘柄数は現在9銘柄となっています。この9銘柄をご紹介しながら、僕の日本株投資に対する考え方をご説明します。

 

 

僕の投資スタンス

僕はインカムゲインを重視した高配当株投資をしています。高配当株投資に至った経緯や考え方はこの記事をご覧ください。

 

 

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僕の日本株に対する考え方

最近は日本の証券会社で多くの米国株を売買することができるようになり、取引手数料もかなり安くなったことから、米国株に投資する人が増えています。英語が得意でなくても、ブロガーの方々が日本語で高品質な情報を日本語で発信してくれていますので、メジャーな銘柄への投資であれば、かなり敷居が低くなっていると思います。

 

過去のチャートを見ると、米国株は長期にわたって右肩上がりであるのに対して、日本株はいまだに1989年12月の高値がピークで、ボックス圏の中にあるように思えます。

 

何だかんだ言ってもアメリカは世界最大の経済大国ですし、コロナはともかくとしても、人口が増え、経済成長を続けているわけですから、株式投資を考える上で、アメリカを外すことは考えにくく、僕もポートフォリオの30%程度を米国株に投資しています。

 

とはいえ、日本で生まれ、日本で育ち、日本語で読み書きしている以上、日本企業に頑張ってほしいと思いますし、世界中の企業の中で日本企業の情報が最も入手しやすいことから、僕は日本株を投資対象から外すことはできませんでした。

 

このような消極的な理由で日本株に投資してきましたが、最近のコロナショックを受けて、減配リスクが比較的小さいと思われる銘柄に資金を集中させたため、現在保有している銘柄数は9銘柄となっています。

 

 銘柄選択でのポイントをまとめた記事です。

 

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僕が現在保有している9銘柄

僕が現在保有している9銘柄を保有している時価評価順に並べると次のようになります。

 

2914 日本たばこ産業

9434 ソフトバンク

8058 三菱商事

4502 武田薬品工業

7751 キヤノン

5019 出光興産

8316 三井住友FG

7148 FPG

8306 三菱UFJFG

 

見てお分かりの通り、FPG(7148)を除けば、時価総額1兆円以上で配当利回りの高い順に並べて適当に選べば出来上がるようなポートフォリオです。

 

成長性はあまり期待せず、長期的に見てほどほどの株価水準で取得できて、後は配当水準を維持してくれれば良く、何かの拍子で株価が上がればラッキーと思って他の高配当株に乗り換えるという考え方なので、株価が下がっても気楽に構えることができます。

 

では、ここから個別にコメントしていきます。

 

 

2914 日本たばこ産業

高配当株投資には欠かせない日本たばこ産業JT)ですが、たばこ産業そのものの将来に対する見方が悲観的であるため、この銘柄に対しては否定的な意見も少なくありません。

 

先進国を中心に規制強化と健康志向の広がりで、たばこの販売数量は減少していますが、当社の主力はもはや新興国を中心とした海外事業ですので、しばらくは大丈夫ではないでしょうか。それでも業績がパッとしないのは、新興国通貨安の影響が大きいと思っています。

 

ただ、今のうちに新しい事業の柱を育ててほしいところではありますが、医薬事業や加工食品事業はまだまだです。

 

2020年12月期の予想配当金は154円で、連続増配が16期でストップしたことで話題になりましたが、横這いですのであまり心配はしていません。予想配当性向が89.6%と高いですが、利益剰余金が2兆7500億円あり、最大株主が財務大臣なので、余程のことがない限り減配にはならないと思っています。

 

4月17日株価 1,980.5円

予想配当金 154円

配当利回り 7.78%

 

 

9434 ソフトバンク

携帯電話事業を中心とした通信事業で、ただでさえ安定している事業である上に、新型コロナの影響を受けにくい業種だと考えています。

 

4月17日株価 1,413.5円

予想配当金 85円

配当利回り 6.01%

 

 

8058 三菱商事

事業の性格上、業績は資源価格の影響を大きく受けますが、「中期経営戦略2021」の中で、配当について「『累進配当』を継続し、配当性向は現在の30%から将来的に35%程度に引き上げていくことを目指す。」としています。

 

配当性向35%は大きく超えそうですが、第2四半期の決算発表では通期業績予想を下方修正したにもかかわらず配当予想を上方修正していますので、「累進配当」の方針を重視し、減配リスクは低いと考えています。

 

4月17日株価 2,209.5円

予想配当金 132円

配当利回り 5.97%

 

 

4502 武田薬品工業

業績予想は上方修正を繰り返しているものの、Shire社の買収に伴う企業結合会計のテクニカルな要因で赤字となっています。

 

当社は2019年3月期の決算説明会資料の中で「一株当たり年間配当金180円の確立された配当方針を維持する」と180円配当にコミットしていますし、僕は製薬業界については専門的な知識は全く持っていませんが、業種の性格上、新型コロナが業績に大きなマイナスとなるとは思えませんので、現時点では減配リスクはかなり低いと考えています。

 

さらに、現在開発中の新型コロナ治療薬が無事上市されればラッキーかなと思っています。

 

4月17日株価 3,592円

予想配当金 180円

配当利回り 5.01%

 

 

 

 

 

7751 キヤノン

デジカメやプリンター、産業機器などの需要低迷で2019年12月期は大きく減益となり、配当はタコ配当になってしまいました。2020年12月期も1月に発表された業績予想ではいつものことながら配当予想は出されていませんでしたが、年間160円を維持すると2期連続タコ配当になってしまいます。さらに、新型コロナで業績予想は下方修正される可能性が高いと考えられます。

 

このように、業績面ではネガティブな要素ばかりですが、当社は30年以上減配したことがないという実績があります。さらに、利益剰余金が約3兆5千億円あり、財務的には余力があると言えます。そのため、ここで挙げた他の銘柄と比べるとやや根拠は弱いですが、減配リスクは低いと言えるのではないでしょうか。

 

4月17日株価 2,260円

予想配当金 160円

配当利回り 7.08%

*予想配当金は四季報予想

 

 

5019 出光興産

石油元売りという事業の性格上、原油価格が業績に与える影響は大きく、最近の原油価格の暴落で大きな在庫評価損が出てくる可能性があります。

 

一方、中期経営計画の中で株主還元について、2019~2021年度は「総還元性向50%以上の株主還元を実施」とした上で、「一株当たり配当金160円を下限とし」と下限を明示し、2022年度以降も「一株当たり配当金160円を下限」としています。

 

現時点では業績面では不透明感はありますが、利益剰余金が12月末時点で4,975億円あるので、下限は守られるのではないかと考えています。

 

4月17日株価 2,421円

予想配当金 160円

配当利回り 6.61%

 

 

8316 三井住友FGと8306 三菱UFJFG

高配当株をスクリーニングすると上位に三メガバンクが登場します。その中でみずほを外してSMFGMUFGに絞ったのは、相対的にみずほの業績が悪いからです。収益力だけを見ればSMFGが最も経営効率が高いと言えますが、事業ポートフォリオを見ると、証券や信託が弱く、MUFGの方がバランスが良いと言えます。ただ、新型コロナの影響で、今後不良債権が増えて業績が悪化するリスクがありますので注意は必要です。

 

SMFGは中期経営計画の中で、「配当は、持続的な利益成長を勘案し、累進的に行うもの」としています。配当性向の目安を40%としていますが、累進配当を掲げているので、現段階では減配リスクは低いと考えています。。

 

MUFGは、HPに掲載されている株主還元の基本方針の中で、「利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針」とし、「2023年度までに配当性向40%への引き上げをめざす」としていますが、下限値は示していません。

 

しかし、2019年度第3四半期決算では、海外子会社の減損処理で利益予想を下方修正しましたが、配当予想は維持しました。そのため、新型コロナによる業績悪化の程度にもよりますが、減配リスクは比較的低いと考えています。

 

SMFG

4月17日株価 2,705円

予想配当金 180円

配当利回り 6.65%

 

MUFG

4月17日株価 412.9円

予想配当金 25円

配当利回り 6.05%

 

 

7148 FPG

他の8銘柄と異なり、これは完全に失敗です。下落の過程でもっと早く処分しておくべきでしたが、売るのを忘れてしまっていました。株価が取得価格の半値になってしまったので、もうどうでもよくて放置しています。

 

当社の主力事業は、課税繰り延べメリットのあるオペリース商品の販売です。しかし、新型コロナの影響で航空機リース商品はしばらく組成できないと思われます。

 

これまで急速に成長して連続増配してきましたが、さすがに今期は予想通りの配当金を出すことは難しいのではないかと考えています。配当利回りは10%を超えていますが、あくまで参考値くらいに見ておくべきでしょう。

 

4月17日株価 555円

予想配当金 60.1円

配当利回り 10.83%

 

 

 

 

 

むすび

僕が保有している日本株9銘柄について簡単にコメントしてきました。FPG(7148)を除く8銘柄については、上記の理由から相対的に減配リスクが低いと考えています。

 

一方、今回の新型コロナウイルスによって、世界的規模で半ば強制的に経済活動が制限されるというこれまでに経験のない事態となっています。

 

そういう意味では、これまでの常識が全く通用しないことも考えられますので、僕の見通しが的外れなものになるかもしれません。

 

仮に見通しが外れたとしても、どう考えたかを明らかにしておけば、何を間違ったかがわかるので、それはそれで意味のあることだと思っています。

 

各銘柄をざっと概観しただけなので突っ込みどころはあると思いますが、一つの見方として読んでいただければと思います。

 

なお、この記事はあくまで僕の個人的な見解を示したものなので、くれぐれも投資判断は自己責任でお願いします。また、この先予告なく考えを変えて売却することもあるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。