たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

投資における認知の歪みを自覚する

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人間には認知の歪みや思考の癖というものがあります。これは時として合理的な判断を妨げる要因にもなります。

 

普通は株価の変動を正確に予測することはできませんので、常に底値で買い天井で売ることはできません。不確実な中で、できるだけ安く買いたく、できるだけ高く売りたいと思うあまり、感情が先走って失敗することがあります。

 

認知の歪みを理解するために、次の4つのケースを考えてみます。①②は株を買う場合、③④は株を売る場合です。

 

 ①株を買った後に株価が下がる

 ②株を直近安値より高く買う

 ③株を売った後に株価が上がる

 ④株を直近高値より安く売る

 

 

 

 

 

私は、①と②では①の方がよりストレスが小さく、③と④では③の方がよりストレスが小さく感じます。つまり完全に逆張りの思考が染みついています。そのため、よほど意識して我慢しないと早く買い過ぎたり早く売り過ぎたりしてしまいます。

 

短期トレードの得意な方は基本的に順張りの方が多く、株価が底打ちして上昇に転じてから買い始め、高値のピークを過ぎた後に売ることが多いでしょう。もちろん、株価が底打ちしたとか天井を付けたというのは後になって振り返ってわかるものですから、判断が違ったときに修正できるよう損切りラインを設定しています。

 

私が短期トレードでうまくいかないのは、早く買い過ぎ、早く売り過ぎてしまうからです。一方長期投資であれば、適正価格より十分安く買えていれば、短期的な株価の変動は関係ないので、感覚的にはしっくりきます。

 

長期投資であれば順張りか逆張りかというよりも、適正価格より高いか安いかが問題になります。そういう意味では、私のような性格でも買い急ぎ過ぎないことに注意すれば実害はありません。

 

自分の認知の歪みを自覚した上でそれを矯正するのか、自分の癖を踏まえた投資手法を選ぶかは人それぞれだと思いますが、まずは自分の癖を自覚しておくことが大切だと思います。