たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

高配当株投資について最近考えたこと

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私はここ数年間、主に高配当株投資をしてきました。高配当株投資に対しては賛否両論あることは知っています。

 

私が高配当株投資を選んだ理由は、株価の変動に関わらず安定的な収益を得られることです。銘柄選択を誤らなければ減配リスクをかなりの程度回避することはできますし、配当を再投資すれば保有株数が増えていきますので、確実に資産が増えているのが実感できます。

 

高配当株投資の更なるメリットは、株価が下がっても配当収入を得ながら値上がりを待つことができることです。減配さえなえれば株価が下がっても気にする必要はなく、たまたま株価が上がれば売却して、別の高配当株に乗り換えれば、インカムゲインキャピタルゲインの両方を得ることができます。

 

一方、高配当株投資と対極にあるのは成長株投資です。成長株は無配であったり配当利回りが低かったりする傾向があります。成長株はうまく銘柄を選べば株価が何倍にもなる夢がありますが、株価を押し上げる力は「期待」であるため、その期待が裏切られたときは暴落するリスクがあります。

 

 

 

 

 

私はこれまで成長株をうまく見つけるより、減配リスクの低い高配当株を見つける方がはるかに易しいと考えていました。なぜなら、配当利回りの高い銘柄を順に並べて、あとはその企業の配当方針や過去の配当実績、利益剰余金の規模を見るだけでほぼ十分だからです。

 

成長株の方は、世の中のトレンドを掴み、その企業の事業の内容や強みを理解する必要があり、株価は過去のデータから計算されるファンダメンタルズ指標では説明がつかないことが多く、私にとってはとても難しいもののように感じられます。

 

そのため、かなり投資経験のある投資家の方が高配当株投資は初心者には難しいと言われていることを耳にして、はじめはその意味が理解できませんでした。

 

ただ、最近米国株について調べるようになって、次のチャートでその意味が理解できたように思います。私が保有する高配当株として代表的なAT&TIBMXOMMOSPYQQQを比較した5年チャートですが、少なくともこの5年間で見れば、高配当株のパフォーマンスが圧倒的に悪いことがわかります。

 

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日本株ですと個別の成長株を見付けるのは難易度が高いですが、米国株ではQQQを買えば、銘柄選択をする必要はありません。S&P500に連動するSPYVOOQQQをトッピングするだけでここ数年であれば十分高い投資収益を得ることができたことになります。

 

このチャートを見れば、確かにじっと含み損に耐えながらわずかばかりの配当収入を得て、しかもそこから税金を引かれて再投資するのは合理的でないと言われても仕方がないかなと思います。

 

 

 

 

 

過去はたまたまそうでしたが未来は誰にも分りません。2010年代はGAFAMの時代だったと言えるかもしれませんが、2020年代はまた違う時代になるかもしれません。しかも、米国株が放っておいても株価が上がり続ける時代が終わり長い停滞期に入るかもしれません。だからと言って、高配当株のパフォーマンスが高くなるかどうかもわかりません。

 

時流を捉えて適時にポートフォリオを組み換えることができる人は別として、そうでない普通の人は果たして成長株一辺倒で本当に大丈夫なのでしょうか?気が付いた時にはすでにブームが終わっていて皆が逃げた後だったというようなことがあるとすれば、安心して長期投資をすることはできません。

 

そんなことをいろいろ考えながら、結局結論のようなものはありませんが、今後も高配当株投資をしつつ、一部成長株を取り入れてみようと考えています。すでにQQQVUGを買って成長株を取り入れていますが、当面の目標として、ポートフォリオ全体の20%を目安に、米国株ETF10%、日本の個別株で10%を成長株に充てたいと思います。日本株10%は趣味みたいなものですが、上手くいかなければすぐにやめるかもしれません。

 

 私が高配当株投資をする理由についてはこちらの記事をご覧ください。

www.tamtam-dividend.xyz

 

 

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