メディアドゥ(3678)の2021年2月期第1四半期決算が本日(7/15)発表されました。
損益の概要
第1四半期の売上高は前年比+31.3%、親会社株主に帰属する四半期純利益は前期比+70.0%と大幅な増収増益となりました。
出典:当社決算短信
また通期予想に対する進捗率は、次の通り全ての項目において前期を上回っています。
出典:当社決算短信より管理人作成
さらに、四半期毎の業績推移を見ると、売上高は概ねきれいな右肩上がりとなっていて、営業利益率は安定しています。
出典:株探データより管理人作成
当社の主力事業は電子書籍流通事業ですが、当社の説明によれば、2020年2月時点で取引先は出版社2,000社以上、電子書店150店以上、取扱稼働コンテンツ数200万点以上、出版社や電子書店とのキャンペーンは1万件以上展開しており、「国内最大の電子書籍取次業者」としています。
株価の状況
コロナの影響で3月13日に年初来安値の2,140円を付けてからは、株価は右肩上がりの上昇を続けたものの、6月3日に年初来高値の4,905円を付けてからは、株価は停滞していました。なお、本日の終値4,635円でPERは59.72倍です。当社の成長性を考えると特に割高感はないと思います。
むすび
売上高が四半期毎に伸び、利益率も安定しており、業績予想に対する進捗率が高いので、業績面では心配ないでしょう。しかも、コロナの影響も、巣籠り需要の拡大で当社にはむしろ追い風になります。
株価の方はしばらく横這いが続いていますが、今回の決算を踏まえて再び上昇軌道に乗ってくれることを期待しています。
なお、この記事はあくまで僕の個人的な見解を示したものなので、投資判断はくれぐれも自己責任でお願いします。