たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

JT(2914)の2020年12月期第2四半期決算速報

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JT2914)の202012月期第2四半期決算が本日(7/31)に発表されました。

損益の概要

2四半期累計の売上収益は前期比▲2.7%、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前期比▲23.8%と、減収減益となりました。

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出典:当社決算短信

 

一方、当社が開示している為替一定ベースの調整後営業利益は前期比+7.5%と増益となっています。ここから、為替変動の影響は特殊項目を除けば実質的には増益と言えそうです。

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出典:当社決算短信

 

 

 

 

セグメント別業績

国内たばこ事業

国内たばこ事業の売上収益は前期比▲11.9%、調整後営業利益は前期比▲25.1%と、減収減益でした。

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出典:当社決算説明資料

 

なお、販売数量については、RMC(通常のたばこ)は前期比▲8.6%と大きく減少しており、市場シェアは1.1%ポイント低下しています。一方、RRP(低リスクたばこ)は約2%ポイントシェアを拡大しています。

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出典:当社決算説明資料

 

海外たばこ事業

海外たばこ事業は、売上収益は前期比+3.1%、調整後営業利益は前期比+15.6%と増収増益、さらに為替一定ベースの調整後営業利益は+27.3%と大幅な増益となりました。

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出典:当社決算説明資料

 

増収増益の主な要因は、イラン、フィリピン、ロシア、トルコでの値上げ効果や高単価市場である欧州での販売が好調だったことのようです。

 

 

 

 

業績予想と配当の状況

足元までの状況を織り込み、業績予想は下方修正しました。コロナによるたばこ事業の販売数量減と加工食品事業における外食向け製品の需要減、為替影響などが要因として挙げられています。

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出典:当社決算短信

 

配当については当初予定通り、半期77円、年間154年です。多くの企業が減配、無配に転落する中、配当性向は100%にかなり近付くものの、配当を維持した点は評価できるでしょう。

 

 

 

 

株価の状況

株価は下落が続き、直近では年初来安値を更新していました。指数と比べて高配当株は全般的にパフォーマンスが悪かったと思いますが、当社については業績や減配リスクに対する不安の高まりが株価を押し下げたのではないかと推察します。730日の株価が1,812円なので、配当利回り8.50%となります。

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むすび

当社の業績は、第2四半期累計で為替一定ベースの調整後営業利益が増益で、通期予想でも前期比▲1.3%であることから、財務ベースの数字のうち為替の影響が大きいことがわかります。

国内を含め、先進国でのたばこ事業は厳しいかもしれませんが、新興国については人口増加が期待できることから、しばらくは心配する必要はないと思っています。

新興国通貨はコロナ以前から一貫して下げ続けていますので、当社の業績が長期にわたって低迷していると考えています。

そのため、株価が下げ続けているのは残念ですが、数年くらいのスパンで考えれば、業績については心配していませんので、保有を継続する予定です。

 

なお、この記事はあくまで僕の個人的な見解を示したものなので、投資判断はくれぐれも自己責任でお願いします。