たむたむの配当金生活への道

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インヴィンシブル投資法人(8963)の2020年6月期決算速報

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インヴィンシブル投資法人(8963)の2020年6月期決算が本日(8/25)発表されました。当法人は以前REITの仕組みの根幹を揺るがすようなリリースを出したために、怒りに震えながら叩き売りましたが、その後も動向は気にしていました。

 

 

www.tamtam-dividend.xyz

 

緊急事態宣言が解除され、一時はホテルの業績が上向くかと思われましたが、その後7月に入って東京をはじめ、全国で感染者集が増えたことで、厳しい状況が続いているようです。

 

損益の概要

営業収益は前期比▲49.4%、当期純利益が前期比▲96.4%と大幅な減収減益となりました。酷い数字ではありますが、5月11日のリリースで発表された予想値よりはマシな結果でした。

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出典:当法人決算短信

 

なお、2020年12月期の運用状況の予想については未定となっています。

 

 

 

 

 

分配金の状況

分配金は1口当たり69円でした。前回予想が30円でしたので、その倍以上になりましたが、前期実績と比べて▲96%と大幅な減配であることに変わりはありません。

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出典:当法人決算短信

 

ちなみに、本日発表されたJHRの分配金予想も、当初予想の3,750円から126円へと大幅に下方修正されました。

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出典:JHRリリース資料

 

株価の状況

昨年末には6万円を超えていた株価は、コロナの影響をモロに受けて、現在はその半値以下で低迷しています。

本日の終値は26,700円で、来期の分配金も当期と同額と仮定すると、分配金利回りは0.5%となります。

残念ながら、この水準ではREITの意味がありません。

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むすび

コロナの影響でホテル業界全体が厳しい状況ですので、細かいことを分析してもあまり意味はありませんが、業績の回復の見通しが立たない以上、インカムゲインを目的として当法人を買うことはできないでしょう。

私は3月に暴落したときに、INVやJHRなどのホテルREITを買い増しましたが、予想以上に回復に時間がかかると考え、ホテルREITを全て処分したため、現在は保有していません。当時同じ様に暴落した商業REITの方が、ダメージが浅く回復の時期が早いと考え、そちらにシフトしています。

当法人は、インカムゲインは当面期待できませんが、いつかコロナが終息し、インバウンドが復活してくれば、株価が倍になる可能性はありますので、保有し続けて回復を気長に待つという考え方はあるかなとは思います。

 

なお、この記事はあくまで僕の個人的な見解を示したものなので、投資判断はくれぐれも自己責任でお願いします。