たむたむの配当金生活への道

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日本リテールファンドとMCUBS MidCityの合併について思うこと

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8月28日は、14時過ぎに安倍総理の辞任が報じられ、マーケットは一時混乱しました。多くの人々の注目が17時からの安倍総理の会見に集まる中、日本リテールファンド(JRF)とMCUBS MidCity(MMI)の合併が発表されました。

 

JRFとMMIはいずれも三菱商事・ユービーエス・リアルティが運用するREITですが、JRFは商業施設、MMIはオフィスを主な投資対象としていましたので、全く異なる性格のREITが合併することになります。

 

規模の大きいJRFが存続法人となりますが、JRFの投資口を1:2に分割した上で、分割後の合併比率を1:1とすることが発表されました。

 

 

 

 

プレスリリースでは、合併の意義として次の3つを掲げています。

  • 環境変化への対応
  • 投資対象用途の拡大
  • J-REIT最大の資産規模

 

しかし、商業REITとオフィスREITを足して総合型REITにするというのはちょっと納得がいきませんでした。商業REITを買ったつもりが知らないうちに総合型REITになってしまう訳ですから。

 

私はJRFを保有していたのは、分配金利回りの高さに加えて、商業REITはホテルREITと同様にコロナで大きく株価が下落したものの、ホテルREITに比べてダメージは小さく、回復は速いだろうという想定があったからです。

 

一方、コロナによってリモートワークが広まり、オフィス需要に対する見方が厳しくなってきました。ここで、これから大きな回復が期待できる最大規模の商業REITが、中堅オフィスREITを吸収するメリットを私は感じることはできませんでした。しかも、資産規模が最大とありましたが、時価総額では合併後でも本日の株価では7番目に過ぎません。

 

 

 

 

ただ、マーケットはこの合併をポジティブに評価したようで、株価はJRFが+12.4%、MMIが+7.2%と大きく上昇しました。そのため、私はこの上昇の中でありがたくJRFを利確しました。JRFは保有していた17口をすべて売却し、かわりにフロンティアを3口購入、残りの資金はグロース株に充てようと思案中です。

 

なお、この記事はあくまで僕の個人的な見解を示したものなので、投資判断はくれぐれも自己責任でお願いします。