エスコンジャパンリート投資法人(2971)の2020年7月期決算が本日(9/15)発表されました。
運用状況
当期の営業収益は前期比+23.2%、当期純利益は前期比+9.9%と増収増益でした。ただし、今年の2月に増資しているため、1口当たり当期純利益は減少しています。
出典:当法人決算短信
分配状況
1口当たり分配金は3,430円で、前期比▲298円でした。前期決算で発表された予想では3,279円でしたので、予想を上回る着地となりました。
出典:当法人決算短信
運用状況の予想
2021年1月期の営業収益は当期比+0.6%、当期純利益は当期比+1.7%と僅かに増収増益を見込んでおり、1口当たり分配金は当期比+59円の3,489円を予想しています。
出典:当法人決算短信
株価の状況
コロナ前は130,000円台で推移していた株価はコロナショックで70,900円まで下がりましたが、最近は100,000~110,000円あたりで推移しています。
本日の株価は100,700円で予想年間分配金は6,889円なので、分配金利回りは6.84%です。
むすび
当法人は日本エスコンがスポンサーで、時価総額ではかなり小規模な部類に入ります。投資対象は商業施設ですが、主として郊外型の商業施設で、底地の割合が高い点も特徴的です。そのため、コロナの直接的な影響は軽微ですが、株価はなかなか戻ってきていません。分配金利回りがREITの中でも高い方ですので、しばらくは我慢かなと思っています。
なお、この記事はあくまで僕の個人的な見解を示したものなので、投資判断はくれぐれも自己責任でお願いします。