いよいよ9月も終わりましたが、今年はコロナショックによって私のポートフォリオは苦戦を強いられています。
インカムゲイン重視の方針で、日米高配当株に投資してきましたが、あまりのパフォーマンスの悪さから銘柄を入れ替えたり一部方針を転換してグロース株を入れたりして、ポートフォリオを大改造してきました。
試行錯誤の繰り返しで、取引回数が多くなってしまったので、どれだけ意味があったのかわかりにくくなっていました。
そこで、売買の効果をシンプルに検証するため、昨年末時点のポートフォリオを先週末の株価で評価し、その評価額の増減と実際のポートフォリオ評価額の増減を比較してみました。
日本株
9月25日の日経平均は23,296.77円で前年末比▲1.5%とほぼ前年末の水準に戻っているのに対して、高配当株PFは前年末比▲21.5%と惨敗しています。振り返れば、よくもまあ、こんなひどい銘柄ばかり保有していたなと思います。
J-REIT
J-REITは高配当株よりさらに悲惨な状況で、前年末日▲30.5%でした。最近J-REITが割と好調だと思っていましたが、コロナショックでの下げ方があまりにもひどくて、少々上がったくらいでは焼け石に水です。
インフラファンド
インフラファンドは比較的安定しています。相対的にダメージが小さかったため、他が大きく下落したときに、少しずつ処分をして他の銘柄を購入し、現在は保有していません。
米国株
S&P500はすでに前年末を超えて言いますが、私の高配当株PFはドルベースで前年末比▲20.8%、円ベースで▲23.1%と大きく凹んでいます。ハイテクグロース銘柄は足元ではやや調整気味ですが、多くの銘柄は爆上げしていて、高配当株を持ち続けていたら大変でした。
むすび
昨年末のポートフォリオのまま先週末の株価で評価すると、昨年末比▲19,989,554円と大幅なマイナスでした。一方、実際の先週末時点のポートフォリオ評価額は昨年末比▲12,512,580円でしたので、ポートフォリオを何も変えなかった場合と比べると随分マシにはなっています。
この間、配当収入が税引後で2,810,057円でしたので、銘柄の入れ替えで挽回できた金額は4,66,917円だったと言えます(厳密には配当金再投資分の含み益も含まれていますが、僅かですので無視して考えます)。
今年の6月から一部ETFで米国のグロース株を取り入れ、7月に入って日本のグロース株も取り入れるようになったので、方針を転換するタイミングは遅かったと感じます。
いくら頑張ってもなかなか昨年末の水準に近づけないと感じていましたが、改めて振り返ってみて、コロナショックでポートフォリオが受けたダメージの大きさを改めて実感しました。
なお、この記事はあくまで僕の個人的な見解を示したものなので、投資判断はくれぐれも自己責任でお願いします。