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【決算速報】SHIFT(3697)2021年8月期第1四半期決算

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SHIFT(3697)の2021年8月期第1四半期決算が1月7日に発表されました。

 

損益の概要

売上高は前年同期比+54.5%と大きく伸びたものの、親会社株主に帰属する四半期純利益は+10.1%と売上高を比べて伸びは小さく、営業利益は▲8.0%と減益となりました。

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出典:当社決算短信

 

ただ、当社が発表した業績予想では、第2四半期の営業利益の予想が前年同期比▲3.4%と減益を予想していることから、ある程度想定された結果だったと考えられます。

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出典:当社決算短信

 

当社の決算説明資料によれば、第1四半期の業績について、「上期業績予測の達成に向け、売上・利益とも堅調に推移」「下期のさらなる加速に向け、積極採用・立上げ教育等に先行投資」と、先行投資によって減益となっているものの、売上利益とも堅調に推移していると評価しています。

ただし、売上総利益率が4.5% pt低下している点については注意が必要だと思います。

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出典:当社決算説明資料

 

 

 

 

損益の内訳

売上利益率が低下した要因として、次の3点が挙げられます。

  • 積極的な採用・立上げ教育
  • 新規グループ企業の参画
  • コロナ禍による稼働率低下

 

下の図によれば、それぞれの分野で売上総利益率が低下しており、かつ売上総利益率がもともと低い開発案件等の売上比率が大きく上昇していることがわかります。

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出典:当社決算説明資料

 

一方、販管費については、子会社の買収でのれん償却費が増えているもの、全体では売上高に対する比率が21.6%と前年同期と比べて若干低下していることから、営業利益の減益要因にはなっていないと考えられます。

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出典:当社決算説明資料

 

 

 

 

株価の状況

2020年10月8日の決算発表を受けて、翌日の10月9日に19,070円の高値を付けた後は株価が失速し、特に10月22日に増資と株式の売り出しが発表されてからは大きく下落しました。さらに昨日の決算発表を受けて本日は株価が大きく下げ、一時12,000円を割り込みました。

本日の終値は12,400円で、予想PERは102.52倍です。

 

【6カ月チャート】

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【1日チャート】

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むすび

当社は高い成長性を期待されていることから、株価は暴落した現在の水準でもPERが100倍を超えています。しかしながら、期待が高いがゆえに、四半期決算が期待の水準に達しないと叩き売られるリスクがあります。

今回発表された四半期決算は、営業利益が前年同期比で減益となり、その理由も売上総利率の低下であることから、失望売りを招いたのでしょう。

ただ会社が発表していた業績予想によれば、第2四半期は営業利益が減益となることはわかっていたので、今回の結果は概ね想定通りだったのではないかと思います。

私は売られ過ぎだと思ったので本日買い増しましたが、果たしてどうなるでしょうか?

 

なお、この記事はあくまで私の個人的な見解を示したものなので、投資判断はくれぐれも自己責任でお願いします。