当社は、1907年に奥村太平氏が個人企業として土木建築請負業を創業し、1938年に株式会社に組織変更して今日に至る、関西を地盤とした中堅ゼネコンです。官公庁工事が減少する中、民間建築の比重を増やして、近年は緩やかに売上、利益を増やしています。
ゼネコンという業界である以上、2020年の東京オリンピックあたりまでは建築ラッシュが続くことが期待できる一方で、現場監督などの人材確保が困難となりますので、限られた人材でいかに収益性の高い工事を効率良く受注していくかが業績に直結してくることになるでしょう。
当社は、土木一式工事の入札で独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会による立ち入り検査を受けるというネガティブなニュースもありましたが、4月24日には、業績予想及び配当予想の修正を発表し、売上は前回発表予想を下回ったものの、営業利益以下は上方修正となり、配当も従来予想の年25円から33円へ増額されました。この増額によって、当社は配当利回り4%を超えて僕の投資対象に入ってきました。
主なデータ(5月2日時点)
株価 698円
時価総額 1,594億円
予想1株配当金 33円
予想PER 11.71
実績PBR 0.97
配当利回り 4.73%
*データは四季報オンラインより引用