毎日膨大な情報が溢れていて、目にした情報に対して瞬間的に反応することはあっても、しばらくするとほとんど頭に残っていません。株式投資においても、長期投資と言いながら、四半期決算に一喜一憂したり、事業にどれだけのインパクトがあるかわからないようなニュースに反応したりしてしまいます。
でも、このブログを始めるようになって、だんだん自分の投資スタイルが落ち着いてきて、無駄な売買が減ったように感じます。そんな中で、日本株の個別銘柄としては夢真HD(2362)に次いで多く保有している日産自動車(7201)の長期データを振り返ってみました。
これを見ると、リーマンショックの時期は大きく業績が落ち込みましたが、長期で見れば、確実にBPSを積み上げてきていますし、リーマンショックの直後でも営業キャッシュフローが大きく落ち込んでいないことから、景気変動に対する抵抗力がありそうだと読み取れます。
今後も世界経済の循環の影響を受けて利益水準は大きく変動するとは思いますが、こうした長期データを見ると、短期的な業績の悪化や株価の下落に直面しても、平常心を保ちながら、当社の長期的なビジョンや戦略に注目して投資判断をすることができると思います。