みずほFG(8411)が「構造改革への取り組みを踏まえた損失の計上と業績予想の修正に関するお知らせ」と題したリリースを発表しました。
当社は2019年度を初年度とする次期経営計画を策定中であり、そこでビジネス構造、財務構造、経営基盤の3つの構造改革を基本方針とするとしており、その次期経営計画の策定過程で2019年3月期において、特別損失を約6,800億円計上するとしています。
その内訳は、固定資産の減損損失(約5,000億円)と市場部門の有価証券ポートフォリオ再構築に伴う損失(約1,800億円)と説明しています。
その理由についていろいろ説明していますが、抽象的な言葉ばかりで今一つピンときません。これって本来もっと前に損失計上すべきものをずっと先送りしていただけなんじゃないの?って思ってしまいます。
出典:当社開示資料
たいだい、「管理会計の高度化」「デリバティブ評価方法等の精緻化」という言葉に胡散臭さを感じてしまいます。
その結果、2019年3月期の当期純利益の予想は、前回予想から86%の減少となりました。
出典:当社開示資料
配当予想の変更がないことだけはせめてもの救いだと思いますが、これで膿を出し切って、来期はV字回復となることを期待したいと思います。