毎日新型コロナウィルスの報道ばかりで、もううんざりしますね。
マーケットは過剰に反応して、日々乱高下を繰り返し、そのお陰で毎日数%ずつ資産を削られてボディーブローのようにダメージが大きくなっています。
感染拡大を防ぐためには行動を制限して人との接触を避けることが有効ということで、今はあらゆるイベントや活動が中止や自粛となっています。
新型コロナウィルスに対して未だ有効な治療薬やワクチンがないことで、不安が広がっていますが、実態としてそんなに危険なものなのでしょうか?
マスメディアの報道では、マスクがない、トイレットペーパーがない、体調が悪くても新型コロナの検査を受けることができないなど、不安や不満を煽るばかりで、何ら建設的な報道はありません。
厚生労働省の発表によると3月5日21時時点で6名(横浜港に到着したクルーズ船を除く)だそうです。
2020年2月18日付PRESIDENT Onlineの本川裕氏の記事によると、2018年には3,325人、2019年の1月から9月の9か月間ですでに3,000人超がインフルエンザで亡くなっているといいます。
そうであれば、新型コロナウィルスのためにあらゆる経済活動を大幅に制限するのはバランスを欠いているのではないかと感じます。
お金より人命が大切だとして、経済活動への悪影響を危惧すると批判されそうですが、経済活動が人命を支える点を忘れるべきではないでしょう。
人間が生きていく上で様々なリスクに直面します。しかもすべてのリスクをゼロにして生きていくことはほぼ不可能です。
毎年交通事故で3,000人以上の方が亡くなっています。だからといって自動車を無くそうという話にはならないでしょう。つまり、リスクとリターンのバランスを取りながら折り合いをつけて人間社会は成り立っているのです。
今後検査体制が整備されれば、統計上の感染者数は飛躍的に増えるかもしれませんが、その分致死率は下がると思います。
現時点で言われているのは、感染者の8割は自然に治り、2割は肺炎が合併するということです。ですからリスクの高い高齢者や基礎疾患のある方は別として、それ以外の人は慌てず家でじっと寝てればよく、限られたリソースを本当に肺炎の症状がある人やリスクの高い人に優先的に割り当てるべきなのです。
現在の検査体制に関してマスメディアは政府を批判していますが、検査をしたから治るわけでもなく、国民の不安を煽ることを一刻も早くやめるべきで、検査ができないのは誰かの陰謀だというような馬鹿馬鹿しい記事をネットに載せるべきではないでしょう。
というわけで、ジリジリと資産は削られ、勤務先の業績も厳しくなってきているため、イライラが募ってきてこんなことを書いてしまいました。
どんな状況になっても、投資においては冷静さを失わず、常にファイティングポーズを取り続けたいと思います。