キヤノン(7751)の2018年12月期第3四半期決算が10月25日に発表されました。結果は、売上高が前期比▲2.2%、四半期純利益が前期比▲3.4%と減収減益となりました。
その結果、業績予想も下方修正されました。
この決算を受けて、本日は前日比▲5.62%と大きく下げました。このところ株式市場では悲観ムードが支配的になる中でのネガティブサプライズでしたので、大きく下げたことはやむを得ないでしょう。
決算短信では四半期累計の数値が中心となるため、変化がわかりにくいですが、当社は3カ月の数値も開示しているため、直近四半期の状況が良くわかります。
第3四半期における売上高は前期比▲6.8%、四半期利益は前期比▲26.6%と大幅な減収減益となっています。この傾向がこの先も続くと考えると、本日の株価の下落も肯けます。
セグメント別売上高を比較すると、オフィスは堅調でしたが、デジタルカメラ等のイメージングシステムや半導体や有機ELディスプレイ製造装置等の産業機器が苦戦しています。
本日の株価は3,206円、下方修正後の予想EPSは232.46円ですので、予想PERは13.8倍です。期末の配当は未定ですが、年間配当が昨年と同額の160円だと配当利回りは4.99%となります。そうなると、市場全体の動きにもよりますが、本決算の発表までは、ここから大きく下げることはないのではないかと思っています。
ただ、僕の含み損がすでに20%を超えてしまっているので、いまさら損切りするか、買い増してナンピンするか、どちらにしてもあまり得策ではないような気がしますので、悩ましいところです。