昨日の記事で年末に向けて損出しをしているという話を書きましたが、今日は一度消したはずの含み損が復活するような勢いで株価が大きく下がりました。
昨日のNYダウが▲2.11%で今日の日経平均が▲1.82%、マザーズに至っては▲3.93%と大暴落、これまでも大きく下げ続けてきたので、まさにダメ押しの一撃です。
これまでは大きく下げてもすぐ反発してダメージを回復することができましたが、経済指標も悪化が見られるようですし、すでに宴は終わり冬の時代に入ってしまっているのかもしれません。
含み損が拡大したときの対処方法
天才的なセンスでもない限り、相場の先行きを読んでうまく立ち回ることはできません。結果を受けとめながら失点の少ない方法で守っていくしかないのが現実です。
そこで悩むのは、株価が大きく下がって含み損が拡大した銘柄に対してどのように対処するかです。含み損率が○%だから機械的に損切りするという人もいれば、これだけ下がったのだから下値余地は小さいと考えて保有を続ける人もいるかもしれません。
処分するか、保有を継続するか、さらには買い増すか、この3択しかありませんが、どれが正解というものはないと思います。大切なことは、その結論に至る過程の考え方と時間軸との間で整合性がとれているかということです。
投資の時間軸と投資手法
比較的短期志向で、資金を回転させていくことで高い収益率を目指すスタイルの場合は、損切りして別の銘柄に乗り換えたり、底打ち反転を確認してから再度参入することになると思います。
一方、長期投資の場合は、ファンダメンタルズに変化がなければ株価が下落しても動く必要はありませんし、資金に余裕があれば安くなったところを買い増すことも合理的だと言えます。そのかわり数年単位で我慢する覚悟が必要です。
言い換えれば、短期投資なら順張りが有効ですし、長期投資なら逆張りも合理的だと言えます。
僕のように、長期投資と言いながら、長期投資に徹しきれないのが最も悪い例だと思います。
今やるべきことは
マーケットが暴落しても、結局今特にやるべきことはないというのが結論です。そこでドタバタしなければいけないようでは、そもそもリスクを過大に取りすぎているということになります。
損切りラインを決めているならそのルールに従うだけですし、長期保有なら株価ではなく業績を見ればよいので、株価がいくらになっても関係ありません。より割安で魅力的な銘柄が見つかれば、入れ替えをするくらいでしょう。
このように達観してマーケットの変動を眺めることができればよいのですが、そうもできないところが人間の弱さでもあります。そこが大きな成功を収めたカリスマ個人投資家の方々との違いなのでしょう。
感情に振り回されず、頭でわかっていることをそのまま実行していくことが、僕の来年の課題です。