たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

【銘柄紹介】黒崎播磨(5352)

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出典:当社ウェブサイ

 

現時点では僕の保有銘柄ではありませんが、高配当株のスクリーニングで上位に登場してきましたので、気になって少し調べてみました。

 

当社は、鉄鋼業をはじめとした高熱工業の製造設備に必要な耐火物を開発製造しているメーカーです。1916年7月に松永安左衛門が設立した九州耐火煉瓦㈱が当社の前身で、100年を超える歴史のある会社です。まさに日本の産業の成長を支えてきた会社と言えます。当社は新日鐵住金系の会社で、新日鐵住金が42.8%の株式を保有しています。

 

 

 

 

 

 

業績推移

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業績は、過去5年間は右肩上がりで上昇しており、2019年3月期も増収増益を予想しています。1月31日の第3四半期決算発表時には業績予想の上方修正と大幅な増配を発表しました。

 

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なお、当社は2017年10月1日付で普通株式10株を1株に併合しているため、2018年3月期の年間配当金は実質的には1株当たり170円となります。

 

当社の配当方針によれば、配当性向30%を基準に、業績見通しが確実となった時点で年間配当額を決定しています。

 

 

 

 

 

 

6カ月チャート

 

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株価は2月8日の安値5,280円を底に反転してきていますが、8月14日の年初来高値9,230円と比べると、大きく下落した水準のままだと言えます。

 

世界経済の先行きに対する懸念の影響を大きく受けやすい業種だとは思いますので、今後も株価は不安定な動きをすることが予想されます。

 

 

主な指標

 

株価 5,970円

時価総額 544億円

年間配当金 280円

PER 6.37倍

PBR 0.98倍

配当利回り 4.69%

 

 

コメント

 

景気敏感株である鉄鋼業の影響を大きく受けるため、この先の世界経済後退に対する懸念を織り込み、足元の業績に対して指標的には割安感があるように見えます。

 

しかし、業績悪化のリスクは常にありますし、最近の配当金の推移を見ると、配当性向30%を基準にEPSに連動して配当金額を変動させていますので、高配当株という理由で長期に保有し続けることができるかというと、なかなか難しいと思います。

 

ということで、指標的な割安さと配当利回りの高さは魅力的ですが、あまり長期的な視点で保有することはできませんので、その点を意識つつ、保有するとしても100株が限度かなと思います。