たむたむの配当金生活への道

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夢真HD(2362)の2020年9月期第1四半期決算

夢真HD(2362)の2020年9月期第1四半期決算が2月7日に発表されました。結果は、売上高が前期比+27.6%、親会社株主に帰属する四半期純利益が前期比▲14.5%と増収減益となりました。

 

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出典:当社決算短信

 

 

当社は近年売上高では著しい成長を遂げてきましたが、売上高を伸ばすために建設技術者やエンジニアの採用を増やしたことで採用・研修コストがかかったり、M&Aを積極的に行ってきたことで関連費用がかかったりと、売上高ほどには利益は伸びず、それが株価低迷の要因ではないかと思います。

 

 

当四半期においては、経常利益は前期比+22.4%と高い伸びを示していることから、特別損益法人税等で前期比大きくマイナスになっていることがわかります。

 

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出典:当社決算短信

 

実際、PLを見ると、法人税等合計が前期の359,969千円から当期は737,310千円に大きく増加しています。

 

 

 

 

 

 

 

セグメント別では建設技術者派遣部門、エンジニア派遣部門とも売上高は大きく伸ばしていますが、建設技術者派遣部門はセグメント利益が前期比+34.0%と大きく増益となっている一方で、エンジニア派遣部門は前期比▲48.1%と大きく減益となっています。

 

当社のビジネスモデルでは、売上高を大きく伸ばす過程では採用及び研修費用が先行投資的にかかってしまうため、やむをえないと思います。

 

【建設技術者派遣部門】

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【エンジニア派遣部門】

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出典:当社決算短信

 

 

当期の通期業績予想は、売上高が63,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は5,400百万円、基本的1株当たり当期利益は70.59円としています。

 

2020年9月期通期決算からIFRSを適用するため対前期増減率を記載していませんが、日本基準による前期実績は、売上高が52,505百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,504百万円、1株当たり当期純利益が32.73円でしたので、単純な比較はできないものの、実質的には大幅な増収増益になる見込みです。

 

【2020年9月期通期業績予想】

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出典:当社決算短信

 

【2019年9月期決算】

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出典:当社2019年9月期決算短信

 

 

利益を伴った成長に至っていないため、株価はパッとしませんが、いずれ開花してくれることをじっと待ちたいと思います。

 

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