たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

クラフト・ハインツの2019年12月期決算

クラフト・ハインツの2019年12月期決算が2月13日に発表されました。第4四半期の結果は、売上高が前期比▲5.1%、株主に帰属する純利益は182百万ドル(前期は12,568珀万ドルの赤字)、調整後EPSが前期比▲14.3%となりました。

 

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出典:当社リリース

 

 

売上高の減少のうち、2.3%分は子会社の売却、0.6%が為替の影響と説明しています。また、調整後EPSは前期比で減少しているものの、事前の予想が0.68ドルでしたので、上振れて着地しました。

 

 

主力市場であるアメリカは、売上高が前期比▲2.7%、調整後EBITDAが前期比+1.6%と減収増益となりました。価格は上昇したものの数量が減少した結果減収となりましたが、価格の上昇とコストの減少で増益となっています。

 

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出典:当社リリース

 

 

 

 

 

 

 

2019年の年間では、売上高は前期比▲4.9%となっていますが、為替と子会社売却の影響を除くと前期比▲1.7%となっています。

 

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出典:当社リリース

 

 

また、年間の調整後EBITDAは、前期比▲13.7%となっています。

 

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出典:当社リリース

 

 

このように見ると、当社の業績は、調整後EPSは予想を上回ったものの、売上高、利益の双方で苦戦していると言えそうです。

 

 

この決算を受けて、株価は急落しています。2月12日は30.40ドルでしたので、その後2日間で11.6%も下がっています。

 

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出典:Reutersウェブサイト

 

 

このような業績ですが、当社は2020年3月の配当金を1株当たり0.40ドルと維持することを発表しています。一方、フィッチは2月14日に当社の格付をBBB-からBB+へと格下げし、当社は投資不適格となりました。

 

 

世界的な健康志向とPBブランドの成長によって苦戦を強いられていますが、とりあえず配当金は維持されますので、もうしばらく業績の推移を見守りたいと思います。